【夫婦関係コラム】「言いなりになるつもりはありません!」相手を「受け容れる」の意味とは?
男性心理の話をしました。
驚くほど単純な男性を
「受け容れて」見てください。
って話をしたんですが、
「受け容れる」を勘違いされている方って
意外に多いんです。
その勘違いのお話を
今日はしますね。
相手の「言いなりになれ」ではないんです!
夫婦関係に限らず、
恋愛中でも、会社の上下関係でも、
人間関係がおかしくなる時って、
絶対に、
「相手を受け入れられなくなった時」
なんです。
意見の食い違いや、
相手の言っている意味が分からなくなって、
つい、喧嘩のようになってしまう、
これが、
関係を壊す要因なんです。
例えば、
上司と意見が食い違ったとき、
あなたならどうしますか?
納得はできなくても、
とりあえず、
上司に意見を合わせますよね。
でも、
これは、
相手を受け入れたわけではないですよね。
納得できるまで、とことん話し合って、
意見が違っていても、ちゃんとその趣旨を理解して、
意見を合わせたのなら、
「受け容れた」ことになりますよね。
でも、
これができるのは、
会社だからなんです。
これが、
夫婦関係だと、そう簡単にはできないんです。
ご経験もおありだと思いますが、
まず、途中から怒鳴り合いの喧嘩になります。
最悪、どちらかが家を飛び出すか、
「もう、離婚だ」
ってなってしまいますよね。
でも、
夫婦関係を修復しようと思ったら、
まずは、
「喧嘩」を無くすことが何より大切なのです。
そこで、
「相手を受け容れましょう」
ってお話になるのですが、
決して、
「相手に言いなりになれ」と言っている訳ではないのです。
ただ、
まず、「喧嘩」を無くさないことには、
平行線は免れません。
むしろ、
最悪の結末を早まらせるだけなのです。
「受け容れる」の意味
何か二人で意見の食い違いがあった時、
あなたはどうしますか?
「それは違う」とか、
「こうした方がいい」とか、
相手に対して、
意見をしますよね。
でも、
それは、「本当ですか?」
あなたの「違う」って意見は本当に正しいですか?
「こうした方がいい」
って意見は、本当にそれしか方法がないのですか?
他の対応策や色々な考えを取り入れようとしてますか?
なぜ、相手の意見が「違う」と思ったのですか?
それは、
自分の意見とパートナーの意見が違ったから、
たったそれだけの「違った」と言うだけで、
自分の方が「正しい」と感じただけですよね。
それで、
相手に意見してしまった。
これは、
相手も同じこと。
会社でのように、
色々な周りの人の考えを取り入れて、
総合的に判断しようという考えが
夫婦の間では脳にひらめかないんです。
つまり、
なぜか、夫婦間では考えが
「ごう慢」
になってしまうのです。
「自分の考えのみが正しい」
みたいな錯覚を夫婦間では持ってしまうのです。
これが、
夫婦の七不思議?の一つなのです。
なので、
意見が食い違ったときは
まず、
「冷静になりましょう」
と言うことが言いたいのです。
つまり、
「相手の言うことをもっと聞いてみましょう」
と言うことなのです。
「ちゃんと聞く」
これが、
「受け容れる」です。
「しっかりと相手の言い分を理解しましょう」
これが
「受け容れる」
なのです。
本当に相手の言いたいことをしっかり理解できて、
それでも、自分と意見が違えば、
それは、
ちゃんと相手に伝えるべきです。
言いなりになる必要なんかありません。
ですけど、
相手の理解もしないうちに
「反対してしまう」
のが夫婦なのです。
例えば、
子供の塾の話になったとしましょう。
「○○(子供)もそろそろ塾行かせた方がいいと思うんだけど」
「いや、まだ早いんじゃないか」
「そんなことないわよ、~さんとこだって、~さんとこだって行ってるし」
「いや、でもまだ~歳だぞ」
「~歳なんて遅いくらいじゃない」
「いや、そんなことないだろ」
「そんなことないってどういう事よ、私が嘘言ってるとでも言うの」
「そうは言ってないだろ、お前は、いつもそうだな」
「いつもって何よ、そもそもあなたが○○に無関心だから私が考えることになるんじゃない」
・・・
とまあ、こんな風に。
多かれ少なかれ、夫婦間ってこんなもんですよね。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、
最後には、子供の塾の話が、
別の話、子育てを旦那さんがしてくれてない、なんて不満になってますよね。
何の解決にもなってませんよね。
でも、夫婦なんてこんなもんです。
だから、悪化の一途をたどるんです。
では、
どうすればよいのでしょう?
「受け容れる」の解決策
会話の内容を思い出してください。
奥さんの「子供を塾に行かせたい」
この言葉に、旦那さんはまず反論しましたよね。
「まだいい」って。
これに対して、奥さんがまた反論
周りの人も行ってるんだから、って。
まず、
旦那さんの意見を聞こうとして、
奥さんは、塾の話を持ち出していないですよね。
ここが問題です。
「旦那さんに相談する=旦那さんの意見を聞こう」
の思いでなければ、
こうなることは予想できます。
つまり、
奥さんは、旦那さんの第一声で「そうだね。もう○○も~歳だから塾が必要だね」
以外の答えなら、すでに反論する気満々で相談を持ち掛けているのです。
これは、
相談ではありません。
意見の押し付けです。
押しつけと言うより、
旦那さんに聞くまでもなく自分の中ではもう結論を
出していて、それに了承をもらうだけと言うスタンスで
話しかけているのです。
了承をもらえないことに苛立ち反論を重ね、
喧嘩になり、本当に欲しい結論に行きつくことさえない、
こんな状況になっているのです。
つまり、
相手の意見をまず、「聞こう」と言う態勢から入らなければ
この最初の話しかけの意味すらない、
と言うことです。
もしかしたら、
旦那さんが塾を反対する理由には、
すでにお子さんともう話をしていて、
「まだ行きたくない」と言う子供の意見も含まれての
反対意見かもしれません。
「まだ早い」
と言う旦那さんの意見に
「え、なんでそう思うの」
の一言が奥さんからあれば、
この喧嘩は避けられたかもしれないのです。
旦那さんも自分の思うところを相手に伝えた上で、
「~さんとこも~さんとこも塾に行っている」という事実を聞けば、
なるほど、と奥さんの言っていることも理解できて、
更なる意見交換の場になるのです。
つまり、
「相手の言いなりになりなさい」
とか言っている訳ではなく、
「相手の主張もしっかり聞いてみましょう」
聞ける態勢で話しかけましょう。
と言うことです。
もちろん、
反対意見が出ることの方が多いでしょう。
でも、
それが、どういう意味で相手が言っているのかを自分が理解しなければ、
何の解決にもなりません。
相手の意見に耳を傾けましょう、
と言うことです。
これが
「受け容れる」
なのです。
まとめ
今回のケースは、
奥さん側から旦那さんが質問を受けたので、
もちろん
「こう思うよ」
って答えるのは当然の流れです。
ですが、
旦那さんとしても、いきなり
「まだ、早い」
と言う反対意見を言わなくても、
「○○の塾なんだけど」
と奥さんから相談された時、
「そうか、○○ももうそんな歳か、そろそろ塾も考えるころかな」
なんてワンテンポ相手に「同調」してから、
「でも、まだ早いんじゃないか」
くらいの会話であれば、
奥さんも、「あ、考えてくれているんだ」と言うのが分かった上で
反対されても、受け取り方がちょっと違うかもしれませんね。
ただ、
「話し合い」や「相談」と言うのは、
相手に意見をぶつける場ではなく、
「相手の意見を聞く」
場なのだという認識がないと、
夫婦喧嘩は絶えません。
とにかく、
「受け容れる」の意味は
はき違えないようにお願いしますね。
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