【夫婦仲修復】DV・モラハラをする人、される人!DV・モラハラは病気!?その治療法は?その3番外編
2回にわたって、DV・モラハラについて書いてきました。
ですが、
DV・モラハラについては、
夫婦関係の中でも、非常に難しい問題の一つです。
なぜなら、
されている方が、
疲弊してしまう上に、
改善するとしても時間がかかる、と言うことです。
なので今日は、
反対に「別れたい」と言う方に向けて、
少しだけ、記事を書いてみたいと思います。
DV・モラハラの対処は、
根気よく、
ゆっくりと、少しずつしか改善できません。
そして、
大切なのは、
DV・モラハラの当人通しの認識です。
している方も、されている方も、
その行為を認識して、
改善に向けなければなりません。
なので、
もし、このパートナーとは無理だ、
「別れたい」
と思うのであれば、
ぜひ今日のブログも参考にしてみてください。
別れのために「離婚」は有利に
最初にお話ししますが、
DV・モラハラを理由に「離婚したい」は
かなり、難しいです。
明らかな、
全身アザと傷だらけとかであれば、
即「離婚」できますが、
暴言を受けている、とかの理由だけでは、
「離婚」までなかなかたどり着きません。
その理由は
相手が、あなたを好きだからです。
まず、
法的に離婚が認められる「5つの要件」を
挙げておきます。
「法定離婚事由」と言います。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
です。
つまり、DV・モラハラと言うのは、
この5つに該当しない場合が多く、
争うとすれば「五」
と言うことになります。
ここは、
今後、法改正などが行われる可能性もありますが。
「離婚」については、
ほとんどの場合、
「協議離婚」
です。
「協議離婚」とは何か、
と言うと、
夫婦二人で話し合って、
「別れましょう」
「いいよ」
の関係になった場合の「離婚」です。
ですが、
DV・モラハラは、
「別れてほしい」
「嫌だよ」
となってしまうのです。
相手があなたを好きだからです。
なので、
DVを受けているアザや傷の証拠が必要になったり、
一方的に暴言を吐かれて、
結婚生活自体、続けていくことが不可能、
と言う「五」の証明が必要になるのです。
結局、
単なる夫婦喧嘩で、
裁判所は「離婚」を認めてくれない、
と言うことなのです。
DV・モラハラの証拠集め
DV・モラハラで別れようとする場合、
上にも書きましたが、
こちらが別れたくても、
相手がOKしないので、
結果、裁判までもつれる、ことが多く、
なかなか、
「離婚」までたどり着かないケースが多いのです。
離婚裁判になった場合は、
半年、1年は当たり前です。
何年もかかるケースもあります。
つまり、
すんなり「離婚」したいのであれば、
明らかな「証拠」を集めておく必要があるのです。
では、その「証拠」の集め方です。
DVのアザや傷は、必ず、「写真」に残しましょう。
そして、
その場から逃げる時は、
シェルターなど、自分の身を守ってくれるところへ、
逃げましょう。
そして、それも証拠になります。
モラハラの事実は、
携帯の録音機能を使いましょう。
一方的な罵倒を録音しておけば、
それが証拠になります。
ですが、
ここで注意があります。
録音は、相手にバレないようにしましょう。
バレると相手を逆上させます。
そして、
録音は、1回や2回でなく10回単位で集めましょう。
1回2回では、
単なる喧嘩としてしか見てもらえず、
モラハラが日常的に行われている証拠が必要になります。
日々、辛いとは、思いますが、
もし、本当に「離婚」を考えるのであれば、
地道な証拠集めが自分を有利にします。
できれば、
「録画」なんかはもっと有効です。
ですが、
これも、相手にバレては意味がありませんので、
ハードルは低いところから、
始めてください。
でも、
もし、証拠集めができない場合はどうすればよいのでしょうか?
証拠集めができない場合
「別居」してください。
「協議離婚」できない場合、
DV・モラハラに限りませんが、
「別居」は
有効な手段です。
ここで、
もう一つ、法律の話をします。
日本の法律では、
別居していようがいまいが、
結婚していれば、パートナーは、
生活費を負担しなければいけない法律があります。
つまり、
もし、勝手に出て行ったのだから
生活費なんか払わない、
と相手が言っても、
法律でも定められているのだから、
と言う理由で法的に請求できるのです。
ただ、
この辺りは、法律が絡みますので、
弁護士さんに相談してからの方が良いでしょうね。
でも、
この法律を知っているか知らないかで、
夫婦関係は大きく変わります。
知っていて損はないです。
これは、
どういうことかと言うと、
一緒に住んでもいないのに、
お金だけ払わなければならない状況に追い込まれると、
相手は、嫌でも離婚に応じる可能性が高い、
と言うことです。
考えてみてください。
もし、
一緒に住んでもいないのに、
法律で強制的にお金だけ何か月も出て行く状況、
耐えられますか?
つまり、
「分かった、離婚してやるよ」
となりやすい、
と言うことです。
あくまでも、なりやすい、
と言う確率の問題だけですが。
逆に、
これは、蛇足ですが、
もし、仕事もしないで酒ばっかり飲んでいる
ぐうたら亭主でも、結婚しているのであれば、
奥さんであるあなたは、
パートナーの生活を守る義務があるということです。
結婚って、
そういうものなのです。
話が逸れましたが、
DV・モラハラの被害を受けているのに
別れてもらえない場合は、
多少強引でも「別居」してしまうことも
有効かもしれません。
ただ、
注意があります。
DV・モラハラをする人、と言うのは、
「ストーカー」気質も持ち合わせている
可能性が高いので、
「別居」している住居まで押しかけて
DV・モラハラを繰り返すことも考えられますので、
住んでいる場所を明かさない、とか、
警察に見回りに来てもらうなどの対応も
必要になってくるかもしれませんね。
まとめ
DV・モラハラについては、
されている方にとってみれば、
堪らないことだと思います。
なので、
「離婚」と言う選択肢は、
もちろんアリです。
ですが、
もし、離婚しなくて良いのであれば、
ぜひ、夫婦仲修復も考慮してみてください。
仮に、
「離婚」を選択したとしても、
できれば、
「円満離婚」
をお勧めします。
DV・モラハラを受けながら、
「円満」なんてあり得ない、
と、お思いでしょうが、
相手をコテンパンにして「離婚」を勝ち取っても、
後々、自分に残った心の傷は、
相当引きずります。
夫婦関係が終われば、
本当に相手が「ストーカー」になる可能性だってあります。
されてきた被害を考えれば、
相手を何とかやっつけたいと思うのは、
当然ですが、
ここは、一つ大人になって、
本当の意味で、自分の幸せを考えて行動してください。
その前に、
そもそも、DV・モラハラなんてない、
相手を愛して結婚した訳ですから、
そんな、相手に戻れば、
普通に愛せますよね。
そこを
考えてみてください。
時間はかかると思いますが、
夫婦関係を立て直すことはできると思います。
もし、できなければ、
その時、最終手段を選んでも遅くはないと思います。
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