【夫婦関係コラム】「裏切られた」と思う人の思考回路!「ゲシュタルトの祈り」とは?
夫婦間で
「裏切られた」
と思うこと、多々ありますよね。
「浮気」「暴力」「子育て」
もっと日常的なことなら
「約束の時間」「食器洗いの約束」「モーニングコール」
「えっっ!?マジで???」
「約束しただろ」
「そんなことする???」
「あり得ない」
夫婦である以上、
些細なことから重大なことまで、
「裏切られた」
って思うことは、多いですよね。
でも、
なぜ、そんな感情が湧いてしまうのでしょう?
そんなことが立て続けに起こったら、
相手に対する「信頼感」は失われ、
夫婦仲に破綻をきたしますよね。。。
「裏切られる」とは?
裏切られる人、
と言うのは、必ず、
「信じてたのに・・・」
「期待してたのに・・・」
「約束したのに・・・」
と言うような言葉を使います。
これらって、
全て「相手」が「主体」の言葉ですよね。
つまり、
「相手」に「背かれた」
時に「裏切られた」と言う
感情が湧くのです。
つまり、
「裏切られる」
と言うのは、
「相手」に「依存」しやすい人、
に多く見られる現象なのです。
すぐ相手を信じてしまったり、
相手に期待し過ぎたり、
異常に頼ってしまったり、
です。
こういった方は、
夫婦に限らずですが、
「自分」と「他人」の区別が
ごっちゃになっている可能性が高いのです。
「他人」は「自分」の分身ではありません。
どんなに信頼できる人でも、
「自分」の分身にはならないのです。
「ゲシュタルトの祈り」とは?
「裏切られた」
と思うことが多い方は、
この
「ゲシュタルトの祈り」
を読んでみてください。
ドイツの心理学者 フレデリック・パールズの
ゲシュタルト療法で使われる祈りです。
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『ゲシュタルトの祈り』
私は私のことをします
あなたはあなたのことをしてください
私が生きているのは
あなたの期待に応えるためではありません
あなたもまた、私の期待に応えるために
生きているのではありません
あなたはあなた、私は私
もし、私たちの心が通じ合わなくても
それは仕方のないことです
そして、私たちの心が
たまたま通じ合うことがあれば
それは素晴らしいことです
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いかがでしたでしょうか?
これを読んで、
「寂しい」
と感じましたか?
でも、
「人間」の「基本」
です。
どんなに血のつながりのある親兄弟でも、
意見の食い違いや喧嘩、
肉親を殺してしまう人だっています。
同じ血の流れた、親子の関係であってもです。
ましてや、
夫婦など、
全く赤の他人です。
友人だって同僚だって、
お隣さんだってママ友だって、
「自分」以外は全て「他人」
なのです。
この事実を忘れてしまうと、
相手に依存し過ぎたり、
期待し過ぎたりするのです。
もちろん、
人を信じることは良いことです。
でも、
絶対に「自分」の分身ではない、
と言うことです。
だから、
分かり合えなくたって
それが普通。
そんな相手と「分かり合えた」時に
感動が生まれるのです。
夫婦は分かり合えなくて
「当然」なのです。
だから、
お互い「分かり合おう」
と努力できるのです。
この努力が無くなって、
相手のことを「分かっている」と
勘違いしたときに
「裏切られた」
と言う感情が湧くのです。
もし、
「裏切られた」
のであれば、
それは、ただ、相手が
「裏切る人だった」
と言う単なる事象に過ぎないのです。
別に
「裏切られた」
と悩む必要はないのです。
単に
「裏切る人だった」
ことが分かっただけに過ぎないのですから。
まとめ
人を「信じる」ことが悪いことではありません。
人に「期待する」ことが悪いことではありません。
ですが、
その「信頼」も「期待」も、それは、あくまでも
「自分」でしたこと。
つまり、
信じようが、期待しようが、
それは、
自分の意思でしたことで、
「相手」は
「関係ない」
のです。
期待通りに動いてくれるかどうかは
「相手次第」
動いてくれなかったとしても、
それは、
相手の自由、
あなたが一喜一憂することではないのです。
ここで、
「裏切られた」
と思ってしまう人は、
相手を尊重できない人、
とも言えてしまうのです。
自分の期待を相手に押し付けるのは
止めましょう。
もし、
期待通りに動いてくれたら、
メチャメチャ喜びましょう。
相手も、
そんなに喜んでくれるのなら、
って、さらに期待以上の動きをしてくれますよ。
当たり前、と思っているから
してくれたことに喜べないのです。
ご飯を作ってくれることも、
お金を稼いできてくれることも、
当たり前と思ったら、
やってくれない時に腹が立つのです。
他人様が自分のために動いてくれてるのですから、
大いに喜びましょう。
この感覚で夫婦を創っていけたら、
「裏切られた」
なんて思うことすらありませんよね。
ご参考に。
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